あー、ずっとまえだけど行ったことある〜、TURANDOT。*1

こんなクマの掌とかは出てきませんでしたが。お茶がおいしかったのでおみやにしましたね。

いつもギャンブルばかりなのも・・・なので、趣きをがらりと変えて、本の紹介をば。



奥田英朗「ララピポ」


登場人物がリレーしてるのは、
I'm sorry,mama.
桐野夏生 「アイムソーリー、ママ」と似てるんですが、実際周りに居なさそうで居ないwアングラ登場人物群に、内容がエグいところが好みでしておすすめです。


最初の主人公は、引きこもりのフリーライター。上の階の住人がチャラ男でいつも違う女を連れ込む・・・。だんだんと、というより急激に盗聴にハマっていく・・・

次は連れ込み男ちゃら男が主人公、ちゃら男は23歳のキャバクラ嬢スカウトマン、っとリレーしていくわけですね。

異様な人間模様。短編なのでさくさく読めます。






最近薦められて読んだ中でのおすすめは、



三浦綾子 「氷点」ですか。




どう見ても恵まれてるとしかいいようがない医師とその家族・・・内情は ドロドロのグッチャグチャで嫌悪してしまう人物も。


裕福な家で育ち、その上外見は美しく、どこにも不満はない家庭生活を送っているはずなのに、欲求不満のかたまりで幼児性がやたら強かったり。ま、コイツが一番嫌悪する人物ですね。
社会的地位なんかはとても立派であっても、心がよじれていたり、嫉妬深かったり。


読み進む中で、こんな人にはなりたくないとか、いろんなことを考えさせられました。
それで原罪っていうんですかね・・・。この家庭の娘で実際は貰いっ子のお嬢ちゃんは自殺の道をえらぶのだけども、その心がどーにも潔白すぎて・・・。やっぱキリスト教色強しかな。
・・・わたしなんか何遍か死なないといけないです。けど生きてきまーす。命あってのものだねです。

*1:ぐるナイ ゴチバトル 100回記念SPってのを観てます。